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白い斑点、実は危険信号!?白板症の「がんリスク」|埼玉県本庄市の歯医者・歯科|愛歯科クリニック

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白い斑点、実は危険信号!?白板症の「がんリスク」
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こんにちは。愛歯科クリニックです。
5月1日はスズランの日。

 

スズランは白くてきれいな花で、
大切な人に幸運が訪れることを願い
スズランを贈る、フランス発祥の習慣です。

 

歯も白くてきれいなのが理想ですが、
舌や歯ぐきが白くなっている場合は要注意!

 

もしかすると、
白板症(はくばんしょう)という、
将来的に「がん」になるリスクのある病気
かもしれません。

 

 

白い斑点~白板症の見分け方

 

白板症は舌や頬の内側、
歯ぐきなどにあらわれる、
白い斑点や板状をした病変です。

 

 

 

ちなみに、
同じようにお口の中が
白くなる病気に
「口腔カンジダ症」
というものもあります。

 

これらの2つの病気は
一見すると症状は似ていますが、
口腔カンジダ症は白い部分をこすると
剥がれ落ちるのに対し、
白板症はこすっても
剥がれないのが特徴です。

 

白板症はそのほかに、
粘膜の表面がただれたり、
「何かが当たると痛い」
「食べものがしみる」
といった不快感を
伴ったりすることがあります。

 

 

がん化する可能性も? 白板症のリスク

 

「少し、しみるぐらいならいいか」
放置してしまうのは厳禁です。

 

なぜなら、白板症は
将来お口のがんを招く
リスクがあるためです。

 

実際に、WHO(世界保健機関)が
この病気を「前がん病変」のひとつに
位置づけています。

 

前がん病変とは
「将来がんになる可能性が高い状態」を意味し、
白板症の約3~14.5%が、がん化する
というデータがあります。

 

特に、舌にできたものや、
白い部分が厚く盛り上がったもの、
ただれや潰瘍(粘膜がえぐれて穴があいた状態)を
伴ったものは、
がんになる危険性が高いとされています。

 

 

白板症の原因と治療

 

白板症の原因は
まだはっきりとしていませんが、
いくつかの危険因子が
指摘されています。

 

たとえば、「喫煙」は最大のリスク要因で、
タバコを吸う人は
吸わない人と比べて約6倍も白板症になりやすい
というデータもあります。

 

 

 

そのほかに、
「過度な飲酒」
「合わない入れ歯の刺激」
「ビタミンAやBの不足」
「加齢や体質」
などもリスク要因です。

 

白板症の治療は
これらの要因を取り除くことが基本で、
禁煙などの生活習慣の改善、
入れ歯の調整、
ビタミンA・Bの投与などで
改善することもあります。

 

一方で、悪性化しやすい白板症については、
病変部を切り取る外科処置
必要になります。

 

白板症は長い年月をかけて
進行することもあるため、
治療後も定期的なチェックが
欠かせません。

 

 

気になる症状は早めに相談

 

「白くなっているけど痛くないから大丈夫」と
放っておくと、がんになる
おそれがあります。

 

白板症は今のところ
確実な予防法がないため、
早期発見がとても重要です。

 

 

 

 

お口の中に
いつものとは違う変化が見られたら、
自己判断せず
早めに歯科や口腔外科を受診しましょう。

 

 

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